リレンザはインフルエンザウイルスの増殖を阻止してくれる薬で、予防投与が認められています。家族や職場でインフルエンザになった人がいる場合、積極的に予防対策をすることがとても大切です。

リレンザ
リレンザの予防投与

ウイルスの増殖を防ぐリレンザと日本国内での活用法

インフルエンザウイルスの感染経路で特徴的なのが、保菌者の体液によるものです。これは保菌者の咳やくしゃみが原因となり、大気中に浮遊するウイルスが口から侵入するものです。その後は、気道を通過し、粘膜から体内に侵入します。この一連のプロセスを経過し、体内でインフルエンザの菌が増殖することになるのです。
これはそのほかの感染症にも共通するもので、菌の種類に応じた固有の症状が出ます。
呼吸からインフルエンザの菌を吸い込むことで、体内ではウイルスの増殖が始まり、一定の増加数を超えることで、その症状も顕著になります。しかし、幾つかの抗ウイルス薬は、ウイルスの体内での増殖前に服用する事で、ウイルスの細胞分裂に伴うプロセスを阻害して、繁殖を弱める事が出来るのです。しかし、特定の型には効果を発揮する事が困難になるケースも見られ、これはインフルエンザの場合も同様です。
リレンザなどの抗ウイルス薬は、初期段階で薬剤を使用する事が重要な要素とされ、日本や海外の臨床試験のデータからも、四十八時間以内の使用が必要とされています。この二日以内という時間的な制限の後にリレンザを使用した場合は、その有用性が低下してしまう事も示唆されており、早期の服用が必要です。
リレンザは粉末状の薬剤を専用の機器で吸入するものです。この独特な投与方法により、ウイルスの侵入経路となる上気道への効果を上手く発揮させる事ができます。リレンザは薬物が素早く気道に作用し、錠剤タイプの薬よりも即効性が見られる医薬品で、日本でも急速に普及しているものです。
リレンザは日本では小児や高齢者などにも活用されており、効果的なインフルエンザの治療と予防法として役立てられています。